【親子関係】朝の3分ズレで怒る理由
「学校の用意、できた?」で起きたこと
こんにちは、ももとです。
今日は「伝わったつもりが、親子のすれ違いを生む理由」について書きます。
朝、子どもに「学校の用意をして」と声をかけました。
しばらくして、子どもが「できた」と言ったんです。
私は、その言葉を聞いて、すぐ家を出られる状態だと思いこんでいました。
筆記用具が入っている。
ハンカチとティッシュがある。
授業に必要な教科書やノートが入っている。
給食セットもある。
お茶も入っている。
学習用端末も入っている。
靴下も履き終えている。
あとはランドセルを背負えば、すぐに玄関を出られる。
私にとっての「学校の用意ができた」は、そこまで含んでいました。
でも、子どもにとっての「学校の用意ができた」は違っていたんです。
筆記用具を入れる。
授業に必要な教科書やノートを入れる。
給食セットを入れる。
お茶を入れる。
学習用端末をランドセルに入れる。
そこまで。終わり。
つまり、同じ「学校の用意ができた」という言葉を使っていても、見えている状態がまったく違っていたのです。
私からすれば、「トイレに行けばすぐ家を出られる状態」です。
子どもからすれば、「今から靴下を取りに行って履いて、トイレに行ってから家を出る状態」です。
この差は、ほんの数分かもしれません。
でも、朝の数分は大きいですよね。
実際、家を出る直前になって、子どもが「待って」と言いだします。
けれど私は「行ける状態になっているはずでしょ」と。
子どもは「用意はできているよ」と言い返します。
そして、朝から言い合いに…。
そのままお互いに疲れた状態で、子どもは学校へ行き。
私も、嫌な気持ちを抱えたまま一日を始めることになります。
もうしんどいやつ。
私は「言ったのに」と思っていました
以前の私は、こういう場面でよく怒っていました。
「言ったのに、どうしてできていないの」
「何回言えばわかるの」
「ちゃんとして」
そう思っていました。
でも、今振り返ると、私は大事なところを見落としていた。
私は、「自分がわかっていることは、相手もわかっている」と思い込んでいたのです。
私の中には、「学校の用意」の完成形がありましたが、それを子どもに共有していませんでした。
それなのに、子どもが私の思った通りに動かないと、私は怒っていたんです。
「わからないほうが悪い」と、どこかで思っていたんでしょうね。
もちろん、言いたいことはあります。
毎朝忙しい。
時間もありません。
何度も同じことを言うのは、正直しんどい。
でも、伝わっていないことで二度手間になり、そこに怒っているのなら、見直すべきは子どもだけではないんです。
「伝わるように伝えていたか」という私の側の問題でもあります。
ここを人のせいにし続けても、何も変わらないですよね。
言葉は同じでも、前提が違うことがある
「学校の用意をして」という言葉は、一見わかりやすいですよね。
でも、実際にはかなり曖昧で。
何をどこまでやったら「用意ができた」と言えるのか。
この前提が親子で揃っていないと、すれ違いが起きます。
親は「もう出られる」と思っていて、
子どもは「ランドセルの中身は入れた」と思っています。
どちらも嘘をついていません。
どちらも、自分の意味では正しいのです。
でも、前提が違うので、現実にはズレが起きます。
このズレを放置すると、「言った」「言っていない」ではなく、「言ったのに伝わっていない」という状態になります。
そして、親はさらに強く言い、
子どもは怒られていることだけを受け取ります。
「何をどう変えればいいのか」は、意外と伝わっていません。
「ちゃんとして」も同じなんです。
何をどうすることが「ちゃんと」なのか。
そこが伝わっていないなら、その言葉そのものにあまり意味はありません。
子どもに伝わっているのは、「何を言っているかはなんとなくしかわからないけれど、とにかく怒っている」ということだけかもしれません。
これは、私にとって大きな反省でした。
子育て以外でも同じことが起きている
これは、子育てだけの話ではないと思います。
仕事でも、家庭でも、人間関係でも、同じことは起きていますよね。
「ちゃんとやっておいて」(ちゃんとって何?)
「早めにお願い」(早めって具体的にいつ?)
「普通はこうでしょ」(普通て何w普通を押し付けてきたw)
「わかるよね」(わかるかー!!!!)
こういう言葉は、使いやすいし、使いがち。
でも、相手と前提が揃っていないと、すれ違います。
自分の中では明確でも、相手の中では明確ではないことがあります。
自分にとっての「早め」は今日中かもしれません。
相手にとっての「早め」は今週中かもしれません。
自分にとっての「きれいに片付ける」は机の上まで空にすることかもしれません。
相手にとっての「きれいに片付ける」は床に物が落ちていないことかもしれません。
言葉は同じでも、見ている景色が違うということ。
だから、「なぜわからないの」と責める前に、一度考えたいし考えてほしいんです。
本当に伝わっていたのか。
相手が動けるくらい、具体的に共有できていたのか。
自分の頭の中にある完成形を、相手も見られる形にできていたのか。
ここを見直すほうが、怒り続けるよりずっと早いです。
本当の目的を見失わない
私が本当にしたいことは、子どもを怒ることではありません。
朝から言い合いをすることでもありませんし、
子どもを責めて、自分の正しさを証明することでもありません。
本当の目的は、子どもが安心して学校へ行けることです。
そして、私も必要以上に消耗せずに朝を過ごせることです。切実。
そのためには、「学校の用意をして」で終わらせるのではなく、必要なら言葉を変えることが大事だと思っています。
「ランドセルの中身を入れたら、靴下を履いて、トイレに行って、玄関に来てね」
「ここまで終わったら、家を出られる状態だよ」
「学校の用意ができたというのは、玄関に行ける状態のことにしよう」
こうやって、お互いの言葉の意味を揃えていく。
これだけで、朝の言い合いは減らせるかもしれません。
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
私も余裕がない日はあります。それなりにあります。
それでも、「言ったのにできていない」と怒る前に、「伝わる形になっていたかな」と立ち止まりたいです。
目先の「早くして」に引っ張られすぎると、本当の目的を見失いますよね。
子どもとの関係をよくしたい。
安心して過ごせる時間を増やしたい。
そのために、私はこれからも「伝える」を見直していきたい。
言葉を増やすというより、前提を揃える。
怒る前に、完成形を共有する。
子どもを変えようとする前に、自分の伝え方を変えてみる。
それが、親子で少し生きやすくなるための、小さな一歩なのだと思います。




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